サニーテラスをサニールームに改造する

自宅のサニーテラスを周囲を効果的に覆うことでサニールームに改造することを思い立ち、実際に行ってみましたが、あまり下調べをしていなかったため、実際に行ってみてから様々な問題を生じてしまうことがわかりました。

1つはサニーテラスの柱が十分な強度を満たしていない可能性があることです。私の場合にはあまりそのことを意識せずに柱に必要最小限のネジ穴を開け固定をしたのですが、実際に強い雨風に対して強度を保つことができない危険性が発生したため、後から鉄パイプを使用して補強を行うことになりました。これはサニーテラスの柱は横から風が抜けることを想定し必要最小限の強度となっていることが多く、壁を取り付けることで直接その壁が風圧を受け、その力がすべて柱に加わってしまうことになるため、想定外の強い力を受けてしまうことがわかったためです。実際には柱が折れると言う事はなかったのですが、軋むなどといった問題が生じてしまったため、慌てて補強を施しました。

もう一つは実際にネジ穴を開けて固定する際に、その隙間から雨風が侵入してしまうことです。元は市販のプラスチックの透明な板を利用していたのですが、これだけでは隙間に雨風が入り込み部屋の中に浸入してしまうため、この部分にも再度ゴムパッキンなどを取り付けることになりました。

最後は完成した後で分かったのですが、サニーテラスは住宅の部屋とはみなされないものの、サニールームに改造した段階で部屋とみなされ、役所から厳しいチェックを受け住宅の固定資産税が高くなってしまったことです。また建ぺい率の問題も厳しくチェックされ、実際にはその範囲を超えていなかったのでこの点は問題ありませんでしたが、固定資産税が高くなってしまった事は想定外でした。
法律上はサニーテラスは部屋とみなされないのですが、サニールームは家の中の空間とみなされることが一般的であり、自宅であっても住宅の1部となって様々な法律的な問題が生じるそうです。