高級旅館の庭の様に

日本庭園風のお庭にするには、池があって錦鯉が泳いでいて、竹に水が流れてカタン、カタンと音のする情景が思い浮かびます。
大きな家ならそういうお庭も可能ですが、普通の一軒家ではなかなかの事でしょう。
庭の広さにもよりますが、やはり小さくても池は欲しいです。金魚か亀でも入れて育てるのです。池の上に橋をかけて、池の中の様子が観察出来ると良いですね。

植物はよく手入れされた松ノ木は欠かせません。柏ノ木は神社などのご神木となる木のようですが、日本庭園には合うと思います。一年中緑が楽しめます。
石臼の大きなものがあれば、そこに水中花なども良いですね。メダカも泳がしましょう。桜の木も一本あると毎年春を楽しめます。主要となる木をえらんでから、その他の植物を選ぶと良いですね。ツツジも長年楽しめます。統一感も大事になってきますが、最終は家主さんの好みになってくるでしょう。
後は石も欠かせません。場所をとる大きなものから小さなものまでありますが、家主さんの興味をひく大きさやデザインを選ぶと良いでしょう。

家に鳥居を作る方もいらっしゃいますが、私は好きではありません。神主さんなら話は別ですが、一般のお家に鳥居は見るものの気持ちが少し引くのはわたしだけでしょうか。
日本庭園はコンクリートが少ないイメージです。どうしても土の部分が増えてしまいそうですが、あまり広く土の部分を作れば、老後の手入れが大変になってきます。

楽しく手入れできて、ほどほどの広さの庭園がおすすめかもしれません。コンクリートではなく、玄関までの通路は歩きやすい石畳とか、ちょっとしたデザインを施すだけで雰囲気はガラッと変わります。
マンションや敷地の狭いところでも、省スペースでも工夫すれば、少しは日本庭園の雰囲気を味わえます。
床の間に盆栽を置くのもありですね。文字とか絵の書かれた掛け軸の前に、盆栽や生け花、お茶のセットとかあれば日本の古き良き時代に思いを馳せることができます。